社会的な重要度が高い「サ責」の需要が高まっている

サ責の役割とは

訪問介護の中心的な存在であるサ責について詳しく説明しています。聞き慣れない職種かもしれませんが、社会的な重要度が高く将来性が期待できる仕事です。

需要が高まる「サービス提供責任者」

日本は今、高齢化社会を迎えています。高齢者の数は年々増加していますが、その数に介護職の数が追いついていないのが現状です。介護業界では人材を確保するために、仕事内容を細分化しそれぞれ担当を分けるという方法をとっています。その中で近年注目を集めているのが「サービス提供責任者(サ責)」です。

需要が高まる「サービス提供責任者」

サ責とは

「サ責」は訪問介護を行う事業所に勤務し、利用者の自宅を訪問して実際に介護を行うヘルパーの指導やサポートを行うのが仕事です。訪問介護を行う場合はまず在宅介護が必要な人とその家族と面談し、どのような介護が必要なのかを話し合います。その内容に沿って計画を立てていくのですが、具体的にはケアマネジャーが作成したケアプランをもとにして、実際に行う介護の内容を考え計画を立てることがサ責の役割です。
これまでは介護職員初任者研修を取得していれば誰でもサ責として配置することが可能でしたが、2019年に任用要件が大きく変更され、今後は介護福祉士もしくは実務者研修を取得している人以外はサ責に任命できなくなりました。なぜなら、サ責の仕事は多岐に渡っており、より専門性の高い知識が必要となるためです。もし実務者研修以上の資格を取得しているサ責が事業所にいない場合は介護報酬が減額されることになります。

今後の日本に欠かせない仕事

訪問介護は申し込んですぐに利用できるものではありません。利用者1人ひとりに最適な介護を提供するために、まずはケアマネジャーがケアプランを作成し、そのケアプランをもとにしてサ責が実施する内容の計画、「訪問介護計画書」を作成します。
訪問介護が難しい理由は利用者の状況やそれぞれの家庭環境によって必要な介護が異なるためです。自宅というプライベートな空間に入って介護を行うため、まずはサービス利用者やその家族と信頼関係を築くことが大切です。その後、必要な環境を整えていきます。
そのため、サ責の仕事は家庭環境を確認するところからはじまります。実際に訪問介護業務を行うヘルパーへの指導は確認が終わった後に行います。実施計画が万全であっても実際に介護を行うヘルパーの技量が不十分では利用者に適切な介護を提供することはできません。ヘルパーの指導もサ責の重要な仕事のひとつです。
高齢者が増加している今、自宅で介護を行う在宅介護が増えています。そのため、訪問介護は今後、介護の中心になっていくことでしょう。ますますニーズが高まり、社会的な重要度が増してくることが予想されます。

介護業界でキャリアアップしよう

サ責とはどのような仕事なのか、具体的に見ていきましょう。訪問介護計画書の作成などの事務作業がメインだと思われやすいですが、ヘルパーの代わりに現場に出ることもあるため、介護職としての技術や知識は必要です。

サ責のやりがいを知ろう

【需要が高まる「サ責」になろう】はサ責の詳しい仕事内容ややりがいを紹介しているサイトです。当ウェブサイトに関するお問い合わせは>>こちらからお願いいたします。